この話は、僕たちが経験した中で現状1番悩んで乗り越えたトピック。
本当に悩んで悲しんだことだから、同じことで悩んでいる新米パパと新米ママに是非とも伝えたい。助けになれば嬉しいです!
ママの乳首を吸えない
元気に生まれた我が子!入院中、面会時間に僕が会いに行くと90%くらい寝てる(笑)。大体、寝てる姿を見て、寝ているところを抱っこして、そして帰ってくる。眠り姫でした。
しかし、面会中はそんなんでも、実際ママと娘はレッスンに励んでいたのです。
何のレッスンかというと、おっぱいを飲むレッスン。僕たちの赤ちゃんが生まれた病院では、可能な限り母乳の育児を諦めない方針で、本当に全スタッフがその為に尽くしてくれます。
そもそも飲める飲めないに関係なく、おっぱい教室はどの赤ちゃんとママも、毎日3時間おきに計8回あって、専用の部屋でおっぱいを飲ませる練習をします(これはどの産院でもそうなのかな?)。つまりは「授乳の時間=おっぱい教室」というわけです。
授乳の時は、実際に赤ちゃんが何ミリリットル飲めたかを記録するわけですが、まぁ大体の子はだんだん飲めるようになっていくわけです。
しかしうちの子は……、飲めないっ!
吸い方の問題もあるのかもしれませんが、ママの乳首の形とか大きさとの相性などもかなり関係してきます。おっぱい教室からは、大号泣の声が…。それはうちの赤ちゃんでした。乳首を吸わせようと口に持っていくと、飲めなくてもう大泣き。それはそれは真っ赤な顔をして、まさに赤ちゃん。
仕方ないので、直接おっぱいを飲むことにトライした後、搾乳した母乳と、砂糖水を飲ませる、ということを毎回行っていました。(※砂糖水は生後間もない数日間のみ)
哺乳瓶と搾乳器が活躍した時期
僕たちの赤ちゃんの場合、ママの乳首から飲めないだけで、哺乳瓶からはゴクゴクと元気に飲めました。むしろ、勢いよく元気すぎるぐらいの感じで、いい飲みっぷりです(笑)。顔を左右に振って前のめりになりながら哺乳瓶にかぶりついてくる様を、僕らは「シャーク・バイト」と呼んでいました(笑)。サメみたいなんだもん。
ただ、その時に使う哺乳瓶は、普通の哺乳瓶ではなく、ピジョンから出ている「おっぱいを飲む訓練用の哺乳瓶」です。これはわざと飲みにくく乳首が作られていて、直乳が苦手な赤ちゃんが直乳できるようになる為の訓練用の哺乳瓶。
僕たちの赤ちゃんは、産院でこの哺乳瓶を紹介されて、退院後も哺乳瓶に関してはこれしか使用しないようにしていました。
この哺乳瓶の詳しいことはこちらの記事を読んでみてください↓。
また、ママは母乳が絶好調で出る体質だったので、搾乳器で搾乳して、それを上記の哺乳瓶に入れて、赤ちゃんに飲ませていました。直乳こそ出来ないものの、完全母乳で育てています。
搾乳器に関しては、こちらの記事に纏めています↓。
粘り強く続けたけれど直乳できない
さて、入院中は毎日3時間おきにおっぱい教室。
退院してからも、訓練用の哺乳瓶を使い、搾乳したおっぱいを飲ませていました。
また、退院後も産院にあるおっぱい授乳の練習クラスに週1回くらいのペースで通い、なんとか直乳ができるように頑張りました。
搾乳して哺乳瓶で飲ませているのなら、別に無理しなくてもいいんじゃないか、と思うかもしれません。でも、おっぱいから飲ませてあげたいのがママの気持ち。
それに、もう1点、直乳を出来るようになりたい理由が…。
それは、退院してきて子育てが始まると分かるのですが、2~3時間おきに授乳する生活がそもそも大変なのに、さらにその度に次に備え搾乳し、搾乳器や哺乳瓶を綺麗に洗って消毒にかけ、授乳の時は消毒にかけていた搾乳器や哺乳瓶を綺麗に拭いて組み立てて……。
これ、ほんっっっとーーに大変なのです!かるく昇天できそうなくらい疲労します。
これは是非とも直乳したい!
でも、退院後2週間くらい頑張ったのに、なかなか上手くいかない。
むしろ、直乳させようとママの乳首を加えさせると、ものすごい勢いで泣いてしまいます。練習しないと飲めるようにはならないし、泣いちゃうけれど直乳の為にやっていたわけです。
でも、ある日、ついに妻の気持ちの限界が来て…。飲ませてあげたいのに、乳首を加えさせると赤ちゃんが本当に大泣きして。かわいそうで。でも、練習もしないと…。もう、なにをどうすればいいのか、そもそももう今後も絶対に飲めないなら、さっさと止めたほうが赤ちゃんの為なんじゃないか。でも、可能性があるなら練習したい…。
気持ちはぐちゃぐちゃに混乱して、妻が大泣きしました。
それを、僕の母に相談したところ、あるアイテムの存在を教えられたのです。
救世主『乳頭保護器(ニップルシールド)』
『乳頭保護器(またの名をニップルシールド)』。この存在を知って、さっそく僕は買うことにしました。
Amazonで検索すると、複数のメーカーから色んなサイズが売られていました。
もう、どれが合うか1つずつ買って試してたんじゃ問題解決が遅くなるかもしれない。お金が勿体ないとか言ってられない。もう妻がツラそうなのは嫌だ!
僕は、何種類かのメーカーのものを、大小様々なサイズ大人買いしました。
翌日届いて、さっそく妻が試します。
……飲めたっ!!!
初めての感触で、ちょっと戸惑った様子こそ見せましたが、すぐに我が娘はチュパチュパ吸い始め、ママのおっぱいから直乳で飲み始めたのです!!
この時は本当に嬉しかった。
最終的に生で直乳まで出来るようになった
この時から、搾乳がほとんど不要になり、搾乳器と哺乳瓶の出番が減っていきました。
その間も、娘は乳頭保護器を付けたおっぱいをゴクゴク。日に日に飲み方も上手になっていきます。産院のおっぱい教室にも、乳頭保護器持参で通って、つけて飲ませて、外して飲む練習させて、そんな風に練習して慣れさせていきました。
また、妻の乳首も乳頭保護器で形が矯正されて、赤ちゃんの飲みやすい形に少しずつなっていきました。
そして、退院から1ヶ月が過ぎたころ、もうすっかりおっぱいを飲むのが上手になり、乳頭保護器も不要に!何もつけず、ママの乳首から直接ゴクゴク。
諦めずに方法を探して、粘り強く続けて、本当に良かった。
疲労は搾乳をしていた初期の頃に比べて、雲泥の差です。それに、お出かけとかしても、授乳室さえあれば、対応できるようになった。こういった点も大きいですね。
実際に試したオススメ出来る乳頭保護器(ニップルシールド)はこれら
ママの乳首のサイズを測って、以下に紹介する商品から合うサイズを注文すると良いと思います。
先ほど書いたように、我が家はのっぴきならない差し迫った状況だったので、一気に色んなサイズを買いました。以下の2つメーカーはどちらも試しましたが、問題なく使いやすいと思います。僕の妻は、グリーンの箱のカネソンの物を好んで使っていました。
同じ境遇で悩んでいるパパママには試すことをお勧めします
うちは乳頭保護器に出会って本当に救われました。
赤ちゃんがうまくママの乳首を吸えなくて悩んでいるのなら、試してみる価値はあると思います。
そういえば、僕の妻はおっぱいを搾乳してあげている時も、直乳出来るようになった現在も、『葉酸』をサプリで採っていました。疲れるとおっぱいの出が悪くなって、必要量あげられなくて、わんわん大泣き始まってしまいますからね。葉酸大事みたいです。
赤ちゃんも成長して、口も大きくなり、舌の動かし方が上手になり、吸う強さもついてきて、だんだんおっぱいを飲めるように身体がなっていくはずなので、その過程で諦めずに乳頭保護器でうまく導いてあげる。
泣いてしまうほど悩んだ事だったので、この記事が是非同じ悩みのパパママの助けになれればと思います。
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