妻から頼まれて『ミルトン』と同時に僕が購入したのが『搾乳器』です。
搾乳器が必要になった
僕たちの赤ちゃんは、うまくママの乳首を吸う事ができませんでした。哺乳瓶(=直乳の為の訓練用哺乳瓶)からは元気にゴクゴク飲むので、母乳を搾乳して哺乳瓶から飲ませていました。完母(完全母乳)だけれど、直接おっぱいからは飲めない。そこで必要になったのが『搾乳器』でした。
入院中は、ナースステーションで用意されている搾乳器を使用して、おっぱいを搾乳し冷蔵保存させてもらっていました。(もちろん、その搾乳器は後述するミルトンで消毒してあったそうです。)
搾乳器はママのおっぱいの形によって使えない場合もあるので、僕の妻のように、入院中に産院で使えるかを試しておくことも重要です。入院中に助産師さんと相談して必要だと分かってから購入することをお勧めします。
搾乳器にも「手動式」と「電動式」がある
さて、入院中の妻から搾乳器の購入を頼まれた新米パパの僕は「サクニュウキ??」と何も分からずに、ベビー用品店へ駆け込みました。
店員さんを捕まえて、搾乳器の棚に案内してもらうと、なんかすごい数がある・・・。電動まで・・・。そこで、どれがいいのかおススメや違いを教えてもらいました。
店員さん曰く、「電動よりも手動の方が、自分のペースで搾れるから手動がオススメ。手動式は各種メーカーから出ているけれど、機能に差はないので、どれでも同じようなものです。」とのこと。
確かに、ずっと使う予定なら電動の方が楽なのかもしれませんが、当然ですが値段もお高めになります。うちのように、赤ちゃんが自力で直接飲めるようになるまでの間使うつもりで、必要なタイミングで搾乳したい、という場合ならトータルで考えて手動式の方が軽いし、外出先にも持って行き易いかと思います。
なので、角度とかハンドルの形とか、置くときの安定感や分解のしやすさ、などで、僕はこれを選びました☟
安定の『pigeon ピジョン』。メデラのより安いし、使いやすいので全く問題なしでした。
搾乳した母乳の保存にはこれ☟
まさか搾乳した母乳を捨ててしまったら勿体ないので、保存しておきます。
赤ちゃんがぐずった時、たとえおっぱいがたくさん出るママでも、いつでも必要量が必ず出るわけではないんです。(実際、育児始まると、よく分かると思います)
粉ミルクとは違い、母乳の場合は衛生的に冷蔵庫で保存すれば、24時間保存可能と産院で教わりました。
赤ちゃんが上手くおっぱいを飲めない場合は購入をおススメします
うちの場合は、直接おっぱいから飲むのが下手で、搾乳器を使う生活が1か月近く続きました。本当に搾乳器にお世話になった…!でもおかげでほぼ100%母乳での授乳を達成できています!
(この時経験した、おっぱいの直乳が出来るようになるまでの話はぜひ読んでほしいっ↓)
赤ちゃんもスキルアップし、力もつき、だんだんとおっぱいを直接飲むことが出来るようになってくると、徐々に搾乳機の出番は減っていき、飲む量も多くなった頃には、もう搾乳することもなくなりました。
また、ママがちょっと外出したい時や少し休みたい時に、事前に搾乳してあれば、パパや家にいる人が母乳を赤ちゃんにあげることもできるので、意外と重宝するのが搾乳機です。
搾乳器を買うと、絶対に必要になるのが消毒するアイテムなのですが、それについては『ミルトン』の記事で詳しく書いてます↓
手で直接おっぱいを絞ったりすると分かるんですが、本当に大変!!搾乳器があると、作業が一気に楽になりますよ!
ホントに大変だった搾乳生活 & 注意点
初めの一ヶ月は本当に大変でした。搾乳したおっぱいをあげて寝かしつけて、次のおっぱいを搾乳して、哺乳瓶と搾乳器を洗って消毒して…これを昼夜関係なく3時間ごとにやっている妻は産後で体もきついなかよくやってくれていたと思います。
搾乳以外のことはパパでも出来ることなので、積極的に手伝いました。またパパ、ママふたりともダウンしてしまわない様に交代でやっていくことも大切です。さらに里帰り出産の場合はおじいちゃんおばあちゃんにも手伝ってもらいましょう。
因みに、おっぱいが張るからといって搾乳器を使うと、おっぱいさんが「足りてないのかな?もっと頑張って作らなきゃ!」と反応してますます張り、乳腺炎などになってしまう場合もあります。おっぱいが張って苦しい時は、まずは助産師さんなどに相談しましょう。搾乳する量やタイミングなど、適切なアドバイスをしてくれるはずです。うちも、入院中に色々と教わって、その後安心して搾乳できました。張るからといって、揉むのも絶対NGです。
無理のし過ぎは禁物です
僕の妻のように、おっぱいが張って苦しいほど母乳が出るママでも、育児、特に新生児期の育児は本当に体力勝負で疲れるので、搾乳が追い付かずにストックがなく、赤ちゃんが欲しがるタイミングでおっぱいが出ない時もあります。それは全然変なことじゃないですし、むしろ自然なことです。
そんな時は、無理せずに粉ミルクをあげましょう。我が家もそうしていました。
ママがおっぱいに苦戦している様子を目撃したら、新米パパから「今回は粉ミルク用意しようか?」くらいの声をかけてあげて、手早く粉ミルクを作ってあげられると良いですね。
いざ、搾乳してもおっぱいが足りなくて赤ちゃんが泣き始めて、「うちはおっぱいが出てるし粉ミルクなんて用意ないよっ!」ってなるとすごく困るので(←経験済み…)、いつか必ず使う時が来ますから、用意しておきましょう!僕らはそういった時の為に『はいはい』という粉ミルクを用意しています。
因みに、ママの母乳の特に『初乳(出産から1週間までの間に出る母乳)』には、赤ちゃんの為の栄養や成分がとても豊富に入っている貴重なものです。是非とも上手く搾乳して、赤ちゃんに元気に育ってほしいですね。
コメント