恐らく、世の中の新米パパたちが最初に驚くことの代表が『つわり』でしょう。
つわり自体が一体何なのかは、巷に溢れるマタニティサイトにいくらでも説明があって、皆さん何となくご存じでしょうし、ここでの詳しい説明は割愛します。そう、このサイトは「オトコ目線」の育児サイト!もっと世の新米パパたちに役立つようなアドバイスが書きたい!
『つわり』といっても人それぞれ
「気持ち悪いらしい」とか「怒りっぽくなるらしい」とか、何となくのイメージは持っているであろう『つわり』。僕も分かっていたつもりでした。
でも、実際に目の当たりにすると、考えが甘かった!!と思い知らされることになりました。
そもそも、つわりは個人差があって、全然つわりらしいものが来ないママもいれば、つわりが出産まで続く人、教科書通りに始まって終わる人、様々です。つわりの重さも人それぞれで、それほど酷くない人もいれば、ものすごく酷くなる人もいます。
僕たちの場合、まず『つわり』っぽいのが始まったのが妊娠7週目。深夜に目が覚めるようになり、匂いに非常に敏感になってきて匂いが原因で吐き気に繋がるようになりました。
それでも妊娠8週目くらいまでは、食欲は旺盛。しかし、妊娠9週目に入るとかなり状況は変わってきます。
想像以上だった『つわり』
妊娠も9週目に入ると、いよいよつわりで吐くようになりました。因みに、出産予定日も分かり、母子手帳を貰うのもこの頃です。
吐き気は、かなり突然やってくる印象で、それまで普通に会話していたのに、突然立ち上がってトイレへ駆け込む、というような具合。
勿論、昼夜関係なく襲ってくるつわりは、深夜だろうと容赦はないです。
妻が夜中にベッドから抜け出して、トイレから「おえぇぇぇ~っ」って響いてくるのを聞いていると、本当につらそうで、目の当たりにしているこっちが泣きそうになります。しかも、思っているよりも頻繁で、吐いて戻ってきたと思ったら、またすぐ次の吐き気が襲ってきて再びトイレへ向かう…なんていうことも多々ありました。なんかもうかわいそうでかわいそうで、見てられないくらい辛い!
食事も匂いも気を遣う
こうなってくると、食事も普段通りにはいかなくなります。
妻の場合は、食欲自体はあったのでが、でも食べる物にかなり気を遣わないと、折角食べても後で吐いてしまいます。具体的には、脂っぽいものやニンニクの入った料理など。消化に悪そうなもの全般ダメでした。
ここで気を付けなければならない点は、新米パパはなんでも食べられる、ということなのです。
例えば、外食に行ったとしましょう。吐いてしまうから、妻はかなり食事に気を遣い、本来食べたいものも我慢して口にしないでいました。そんななか、自分だけがおいしそうなお肉とか揚げ物とか、バクバク食べていたらどうでしょう?やはり妻のストレスに繋がります。
妻に対して「僕が食べるから、君は食べられるものを頼みなね。」なんていうのは避けるべきです。そもそも、美味しそうなのを見るだけでもつらいのです。だって食べられないのだから。
つわりの間は、そういった点にも気を付けて奥さんに接してあげましょう。
ちなみに、ニンニク料理なんかは、うちの場合そもそも匂いを嗅ぐのもNGでした。
色んな強い匂いがダメになって、例えば柔軟剤とか、香水とか。僕は香水つけるの好きだったのですが、妻のことを思って控えるようにしました。
1番ツライのは「何もしてあげられないこと」
この経験でひとつ痛感したのは、男は本当に無力だな…ということです。
こんなことがありました。
トイレで吐いている妻に呼ばれて「さすって!」と言われたので、背中をさすってあげると…「触らないでっ!」
えっ!?!?!?
そんな矛盾にいちいち怒ってはいけません。
そうなのです。ツラそうだから、横になっている妻をさすったりすると、触られるのが気持ち悪さに繋がるからやめてほしいらしいのです。
苦しんでいる妻。でも、触っても怒られるし、口臭に残る僅かな食べ物の匂いでも「近寄らないで」って言われてしまう。もう、ストレスにならないように黙っているしかないのです。力になりたいのに、具体的に何もできない。1番ツライのはそんな時でした。
ついに点滴
妊娠も13週目になると、ついにつわりが酷すぎて、かかりつけのレディースクリニックで点滴をすることになりました。
点滴が終わると、いくらか楽になっている様子でしたが、それにしても『つわり』ってこんなに酷いものなのか、と思い知らされることになりました。
吐き始めたころから、本当にツラそうでかわいそうで、ネットでつわりの終わる時期を調べまくったのを思い出します。そして、「あと○○日で終わるみたいだよ。ピークはもう過ぎたんじゃないかな」なんて言って、せめて希望を持ってもらえればと必死でした。
つわりのおわり
さて、一般的に安定期は妊娠16週目くらいからを指しますが、その頃になるとつわりも収まると言われています。ただ、最初に話したように、つわりには個人差が大分あるので、あくまでこれは目安です。
僕たちの場合、妊娠20週目くらいになると、いつの間にがつわりらしいつわりを意識しない生活になっていました。
そして、妻が美味しいものを食べても吐き気を感じなくなった時、つわりが終わったんだなと実感したのです。
うちの場合、症状はかなり重いつわりだったと思いますが、期間としてはまぁまぁ平均的な感じだったと思います。
人によっては、出産直前までつわりが続いたり、そもそもつわりが殆どなかったりと様々ですが、これを読んでいる新米パパは奥さんがつわりで苦しんでいる間、僕のこの経験を参考に、是非なるべく奥さんのストレスにならないように接してあげて下さい。
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